

「破 ‐つちのひふ - Earthen Skin」 開催します
ご覧くださり、ありがとうございます。 個展「破‐つちのひふ‐」では、2024年に発生した能登半島地震で被災した作品「わたしのひふはおもたい(2021)」と、同シリーズ新作とともに展示いたします。 被災地では今も地震と豪雨被害以前の暮らしを取り戻せていません。地震直後、能登の知り合いの安否を心配しながら、近くて遠い金沢から被災地の情報を集めていました。災害によって、大事な人、人生を賭けたもの、生活の場所、多くのものを失った能登の方々の哀しみの大きさを思い、それと同時に、膨大な時間と家族や友人たちの協力など多くのものを費やしてやっと作り上げた、自身の作家人生の支えとなるような作品を失った喪失感を抱えていました。 地震から半年以上が経ったころ、割れた作品を眺めるうちに、時間をかけて彫られた衣服の皺や襞が、地震という自然の力によって割れて荒々しく引き裂かれ、それまで表面からは見えなかった時間が流れ出てくるように感じるようになりました。私がこれまで作ってきた作品と異なる美しさと強さ、生み出されることと消えていくことの循環や、焼き物の表情によって呼び起こされ


REINCARNATION -十三頁の詩集-
来週10月4日(土)より始まる展覧会「REINCARNATION」の搬入準備を進めています。 REINCARNATIONとは「転生」や「生まれ変わり」を意味する語です。 13名の参加アーティストたちがそれぞれの生死観を投影するような作品が一同に集まります。...


差別を許すな
最近のアトリエより 本日、期日前投票に行ってきました。 選挙が不安でここ最近よく眠れなくなったので、投票日より一日早く投票所へ 人間の生命や尊厳を驚くほど軽く扱うような言説を繰り返す政党の主張や報道を見るたび、この差別主義に苦しむ多くの人々のことを想います。 ...


La Revue de La Céramique et du Verre
フランスの陶芸・ガラス専門誌「La Revue de la Céramique et du Verre」3月号にインタビュー記事を掲載いただきました。 年末から年始にかけて記者の方からいただいた沢山の質問に回答し、2011年から取り組んでいる、人々が身に着けた古着と身体や...


能登と共に
今年の1月に起こった能登半島地震の復興支援を目的にチャリティー展覧会を立ち上げました。4月20日より東京・神宮前のEgen Galleryにて「令和6年能登半島地震復興支援チャリティー展 co-・シーオーハイフン / 能登と共に」を開催いたします。...
また戦争が
7日に起きた武装組織ハマスのイスラエルへの攻撃のニュースに、大きなショックを受けた。ロシアのウクライナ侵略も継続しているなか、つい先日もアゼルバイジャンがアルメニアとの係争地であるナゴルノカラバフに軍事行動を起こした(軍事行動と軍事侵攻、侵略の違いは何なのか?)のニュースに...


往還する花花
個展の開催が来月に迫ってきました。7月下旬にメインとなる作品の焼成に失敗し、急遽作品を新たに制作することになり、間に合うかどうか不安なスケジュールでしたが、ギリギリの中でも順調に進むという不思議な感じを体験しています。今は展覧会に向けて、毎日着々と残りの仕事を進めています。...


われらが隣人
今年の秋に開催する個展に向けて制作を進めています。個展の会場となる場所は金沢の東茶屋街の近く、山野草を扱っておられたお店で(現在はお店を閉めておられるのですが)、この度の展覧会のために空間を使わせていただけることになりました。...
生命樹 -友人のハガキから-
自分の作品について誰かとじっくりと話そうという時に、思い出す私が大切にしているエピソードがある。 そのエピソードに関わる大学時代の友人から、この年始に寒中見舞いのハガキが届いた。 その葉書の写真を見て胸が熱くなった。 友人は大学時代の同じ専攻の同級生で、同じ素材コースを選ん...


わたしと一緒に喫茶店で
明けましておめでとうございます。 2023年がスタートしましたね。展覧会の準備はスケジュールが押し気味で待ったなしですが、それでも年末年始は気分だけでものんびり過ごしたいと思っていたのですが、ある作品にトラブルがあり心配で自宅とアトリエを行ったり来たりする気忙しいお正月休み...
















