サイト 更新しました
ウェブサイトのWorks ページ「Works2020」を更新しました。ウェブサイト未掲載の作品や年度をまたいでいる作品もあり点数は少なめです。解像度の高い写真なので細部もよく見えます。ぜひパソコンなどの大きな画面でもご覧いただけましたらと思います。 また、2009年から現在までの各々の作品シリーズにまつわる過去のテキストをお読みいただけるようにしました。Worksの各年ページのスライドの下に掲載しています。こちらもぜひまたお読みいただければうれしいです。 遅ればせながらではありますがインスタグラムのアイコンも「News」と「Blog」ページに貼ってみました。インスタグラムでは展覧会の会場の様子や制作の状況など最新情報をウェブサイトの更新より早くお知らせしています。ご興味がある方はこちらものぞいてみてくださいね。


わたしたちの心臓は時を刻む Our hearts Beat
彗星倶楽部にて開催される展覧会「わたしたちの心臓は時を刻む Our hearts Beat」に参加させていただきます。彗星倶楽部は金沢駅から徒歩10分ほどのところにある町家が三軒並ぶ長屋の一軒を改装したオールタナティブスペースで、金沢では数少ないコンテンポラリーアートを発信している稀有なスペースです。 このたび女性作家数名による展覧会を開催します。金沢市在住の小島ゆかり、下出和美、山本優美、中森あかね、以上4名に加え1939年に生まれ多摩美術大学を卒業、読売アンデパンダン展、ネオダダオルガナイザーズのメンバーとして活動し49歳でこの世を去った岸本清子の作品を展示いたします。 予測できない世界を私たちは生きています。この変革の時に私たちは何をすべきでしょうか。嘆くことでしょうか、祈ることでしょうか、待つことでしょうか。嬉しいとき、悲しいとき、満たされないとき、憤るとき。 どのようなときも創造はわたしたちとともにあり、わたしたちから離れることはありませんでした。そしてこれからもわたしたちはそれを続けていくのです。 先日、搬入に行ってきました。彗星倶楽
戦争の夢
空中戦が上空から映し出される。戦っているのは零戦のような近代的な戦闘機ではなくジブリ作品に出てくるような20世紀初頭の飛行機で、どこか長閑な雰囲気さえする。しかしその闘いが行われる下の陸地で私は走って逃げなければならない。追手が迫っている気配はあまりない。だが逃げなければならない。 ヨーロッパの古い石畳のような坂を駆け上がる。その途中に焼け落ちる飛行機を呆然と眺める男性の姿があった。男性が支えるベビーカーの中には小さな幼児がいた。たぶん二人。ベビーカーは現代のものだった。逃げる私に気が付かないのか、男性はただ立ち尽くして逃げる気配はない。 場面は少し変わる。私は逃げる。どうやら夫も一緒らしい。子供はいなかった。たぶんまだ生まれていないのだろう。少し後方には外国人とおぼしきカップルも逃げていた。風景はモザイクのように入れ替わるので繋がりはよくわからないが、日本の伝統的な家屋の立ち並ぶ小路だ。迷路のような細い道で、周囲の状況を見渡すことができない。後方のカップルの女性が細い道を左に逃げて行った。とても嫌な感じがした。女性の恐怖に怯える高い叫び声が聞こ