展覧会 / Exhibition

中村有希さん 個展 -Earth Blocks- 2016年7月24日(日)まで 11:00~18:00 @ガレリアポンテ(金沢)

布の根源

布について調べる日々が続いている。材料となる動植物の繊維、糸、織、染・・・布に関する歴史は広範な時代と地域にまたがっていて、そう簡単に全体を俯瞰して眺めることができない。ただ、自分自身がなぜ布に惹かれているのか、布に纏わるものごとの一体どこに反応しているのか、それを確かめたいと思っている。 布について調べ始める際に、特に多くの示唆を得ている文献が、日本近世文化・アジア比較文化研究者、田中優子氏の「布のちから」という本である。田中氏は布がメディアであるということをおっしゃっている。奇しくも、私も焼き物が記憶メディアであるということを言っているのだが、この考えに至った当時、田中氏の考えについては全く知らなかった。(同じ「メディア」という言葉なのだけれど、そのメディアが記憶し伝えるもの、その内容は、当然異なっている。)私が衣服という対象を通じて布に関して感じていた、ぼんやりとしかし確かに抱いていた感覚が、田中氏のリサーチの基づいた非常に的確な言葉で述べられていて、共感しつつその研究の視野の広さ、布をめぐる視点に圧倒されてしまった。自分がもともと抱いていた感覚がくっきりと輪郭を与えられて、もはや元々自分が感じていたことだったのか、田中氏の言葉によって拡張されたのか区別がつかないほどだ。これももう一度精査しなければならない。 繰り返し読み返すなかで、生命と布に関して書かれている章に目がとまり、田中氏の語る韓国の「チョガッポ」という古布や端切れをパッチワークした風呂敷のようなものを、とりあえず印象に留めたくてインターネットで探してみた。すぐに画像は見つかり、そのチョガッポを見て、偶然にもあ

展覧会/ Exhibition

石川県自然史資料館で開催中の企画展「地中に咲いた結晶」 2016年6月25日~2017年1月8日

展覧会/ Exhibition

テキスタイル作家・山崎菜穂子さんとシャツ作家のasさんによるコラボレーション展覧会「pattern」 7月1日~10日 @金沢小町 Cafe Zimmer

Note/ Music

Leo Ornstain: Morning in the woods  レオ・オーンスタイン 森の朝

展覧会 / Exhibition

KIITO 神戸・デザインクリエイティブセンターで開催中の長島友里枝さんの展覧会「縫うこと、着ること、語ること。」 2016年6月17日~7月24日

展覧会 / Exhibition

大阪のYoshimi Arts さんで開催されている上出惠悟さんの展覧会 熊居樹孔 6月18日~7月10日まで 写真は同期開催のイベント Bears Live in The Hallow @梅田蔦屋書店

ミュージアムクルーズ

ミュージアム・クルーズは、金沢21世紀美術館が市内の小学4年生を美術館の展覧会に招待する鑑賞プログラムで、今年で11年目を迎えます。7~8人ほどのグループに分かれた小学生たちが、クルーズ・クルーと一緒に作品を鑑賞します。 現在作品を出品させていただいている「コレクション展1 Nous ぬう」がクルーズの対象展覧会で、先月このプログラムの作品鑑賞ボランティアであるクルーズ・クルーのみなさんの研修に講師としてお招きいただきトークを行いました。 自分自身のアートとの出会いを振り返ってみると、小学1年生のころ家族旅行で大原美術館を訪れたのがかすかな記憶として残っていますが、現代アートとの出会いになるとずっと遅い年齢だったように思います。(80年代生まれの私が小学生になった1990年代、現代美術に代わって現代アートという言葉が日本で盛んに言われるようになったのがこの時期)ですから9~10歳という年齢でアートと出会い、作品を肌で感じられるプログラムの意義はとても大きいと思っています。 美術館に足を運ぶ機会自体が、まずご家庭の興味や趣味、環境によるということ。でも学校のクラスメートや先生と一緒に、一度美術館に足を踏み入れてしまえば、そこには日常から少しはみ出しちゃっているような不思議なものがたくさんあるわけです。「え!こんなヘンテコなものが存在していいの?」「こんな風に感じたことを表に出してもいいの?」「こんなことを想像したよ。」私自身がそうだったのですが、このようなアート鑑賞の体験が、彼らがこれから成長していく過程で様々な困難にぶつかるとき、自分の考えや感性を肯定できる(もちろん他者のそれ

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