

金石手芸部に参加してきました!
7月3日から金沢市の港町・金石(かないわ)で開催されている「かないわ楽座」に行ってきました。公共の駐車場がないということで、金沢駅近くの「中橋」バス停からバスに揺られて20分ほどでバスターミナルに到着。碁盤の目状ではない街路に戸惑いつつも、大きなお寺を目印に数分歩き、気が付くと展示会場が連なる通りに辿りついていました。 大野・金石地区はかつて北前船の寄港地として栄えた港町で、醤油蔵や港町特有の構造を持つ町家などが点在し、歴史的な街並みが魅力の地域で、金沢に住んでいて何度か訪れたことはあるのですが、まだまだ知らないことや行ったことのない場所が多いです。 訪れたのは平日の午前中で、午後2時からオープンで見られなかった会場もありましたが、李朝白磁などを展示している宮野邸から、花のアトリエこすもすさんと甘味こしらえ・しおやさんの入る辻洋傘店と宮田明日鹿さん主催の金石手芸部の入る旧こうのを見ることができました。 花のアトリエ こすもすさんの空間は、小さな店舗の中に様々な植物が生い茂り、ジャングルのような涼しげな空間を作り出しておられました。平日でしたがこち


うかつだった話
展覧会の会期が迫ってくると、出来上がったフライヤーやDMをお世話になっている方々に送るという作業があります。はがきサイズのDMはそのままポストカードとして送ることができるので問題はないのですが、A4サイズのフライヤーはいつもどうやって送ろうかと一瞬、頭を悩ませることになります。 展覧会が開催される地域や期間、展示される内容によっても発送数や発送先が変わり、それによってもA4を折らずに送ろうか、三つ折りにして長型3号封筒で・・・と悩むのです。素敵なデザインのフライヤーにしていただいた時などは、できれば折らずに、しかも受け取った時にその素敵なフライヤーが見えるようにと(気に入りのフライヤーでも折ってお送りすることは多々あります)フィルム素材の封筒を好んで使っていたのですが、うかつにもある視点が抜け落ちていたことについ先日気が付き、愕然としたのです。 エコじゃない・・・。 私としたことが、迂闊だった。なんということだ!! 受け取った方がフィルムの封筒を分別するのも手間だし、宛名シールも貼ってあるから余計にややこしい。そこで、今までの自分の無自覚を深く深

DearART 「アートと生きる日々を、あなたに」
「アートとともに生きる。」をコンセプトに、厳選された同時代のアート作品を紹介・販売するECサイト、DeatARTにて7月より作品の取り扱いが始まりました。 アートのある生活空間、暮らしとは何と贅沢なのだろう。私はアーティストでありコレクターではないが、自宅には友人のアーティストや工芸作家の方からいただいたり、作品を交換したり、譲っていただいたりした作品が僅かなコレクションとして、空間を彩ってくれている。点数は多くないので、季節ごとに飾る位置を変えたりして楽しんでいる。 アーティストによって創られた唯一無二の作品を自分で選んで、それを手元に置き、日々感覚を楽しませる。それは、思ってもみないほど、豊かで充実した時間と空間を提供してくれている。欲を言えば、季節や気分によって作品を出し入れできるほど数があればよいのだけれど、今はまだそうなっていない・・。気に入ったアート作品で生活空間を豊かにするというのは、私にとってもひとつの夢であり、憧れだ。 しかしアート作品をコレクションするというのはちょっと敷居が高くて、よほど好きな人か経済的にかなりの余裕がある人


個展「記憶の手ざわり」&ワークショップ開催
金沢21世紀美術館のキュレーター・高橋律子氏とアーティストのモンデンエミコ氏らが運営する、子育て中の女性アーティストを支援する活動を行うNPOひいなアクションが2021年6月にオープンしたギャラリー、ひいなアクションギャラリーにて旧作による個展とワークショップ(小学生~高校生対象)を開催いたします。 展覧会は金土のみ11:00~15:00と、子育て中の参加アーティストや運営スタッフに負担のない開廊時間となっています。子育て中のアーティストを応援する活動を行うNPOだからこそ、そこに携わる人たちが子供のお世話と活動の間でしんどくなってしまわないように無理のない運営時間になっているのが、すばらしいですよね!いつでも立ち寄って見られるというわけではないのですが、ご理解のうえ、またウェブサイトなどで情報をご確認のうえ、お越しいただけましたら幸いです。 実は、自身の制作や作品からワークショップを開催するのは今回が初めてなのです!夏休み期間ということもあり、子供たちが沢山参加してくれる方がいるといいなあとドキドキしています。 ワークショップのテーマは「家族の


東京個展、中止決定のご報告
昨年の夏に延期となり、今年の7月にポーラ美術館のキュレーター・内呂博之氏のプライベートプロジェクトとして、銀座のギャラリー林にて開催を予定しておりました個展は、この度のオリンピック開催を巡る混乱を鑑み、オリンピック開催に合わせて開催予定だった銀座ギャラリー全体のイベントが中止となり、私自身の個展も中止の判断をいたしました。 この展覧会の開催が決まったのは新型コロナウィルスのパンデミックが広がる前の2019年のことでした。当初は、国内はもとより世界中から多くの人々が日本を訪れ、東京を中心にオリンピックのスポーツを楽しみ、さらに日本で文化イベントや同時代のアートに触れてもらう非常に良い機会となるだろうという意図のイベントの中での開催を予定していました。しかし、オリンピック開催を巡る状況が混乱するなか、このタイミングで個展を開催することに果たして意味があるのかと感じていたところ、イベント自体の中止が決まり、一年以上あたためて取り組んできた展覧会だったので中止は非常に残念ですが、別の発表機会を求めることになりました。 今回の個展で発表を予定していました新