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アートと子育てミーティング!

今週末に開催が迫ってきました!僭越ながら写真家の長島友里枝さんとご一緒させていただきます。私自身は2017年長女を出産し、2018年春に幸運にも娘がこども園に入所することができ作家活動に復帰しました。この一年どうにかこうにかやってきましたが、決して<育児と作家活動+その他もろもろ>の両立に成功しているわけではなく、私に何がお話できるだろうかと世界の子育て支援などについて調べながら悶々と過ごしています。 アーティストとして活動することは、ただでさえ容易でない上に、子供をもうけるという選択をしたアーティストはどうのように暮らし、どのような点に特に困難さを感じ、また活動を継続させているのか。(活動を断念していく人も多い※)※NPOひいなアクションのアンケート調査より 子供を育て家庭を支えながら活動を継続していく困難さは性別にかかわらずそのような選択をしたアーティストの活動に伴うものですが、特に女性は妊娠-出産-産後の子供との身体的で直接的な関わりなどで、体が自由にならない期間を避けることはできません。私自身は制作・アーティスト活動の一時休止、活動のペースダウンを行うことになりました。アーティストに限らず、復帰後もそのまま女性の育児負担の大きい生活スタイルへと移行していくケースが少なくありません。また子育て世代のアーティストの活動に伴う困難さは、そのアーティストが扱うメディアや表現方法、居住地、配偶者や家族の状況などにより多岐にわたることも、アーティスト支援への道筋を複雑なものに見せているかもしれません。(このような子育てに纏わる議論は、究極的には子育てに限らず、自分だけでは解決できない困難を抱えてる人々に手をさしのべ、生き方について自ら選び、なおかつその選択した生き方において溌剌と生きることができる社会をどのように実現するか、という議論に辿り着くようにいつも思います) 今回のイベントは、NPOひいなアクションが行った女性アーティストへのアンケート調査の結果に触れながら、子育て世代の特に女性のアーティストが抱えている困難さや可能性について、アーティストの実体験を交え、参加者の方々とリラックスしながら意見交換をし合うものです。「アーティストは地域の文化資源である」このような信念を持って活動しているひいなアクションのような団体の存在によってアーティストは非常に勇気づけられることでしょう。私自身が子供を出産し復帰してから経験したことを、できるだけ率直にお話しみなさんと共有できればと思っています。

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