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金石手芸部に参加してきました!


7月3日から金沢市の港町・金石(かないわ)で開催されている「かないわ楽座」に行ってきました。公共の駐車場がないということで、金沢駅近くの「中橋」バス停からバスに揺られて20分ほどでバスターミナルに到着。碁盤の目状ではない街路に戸惑いつつも、大きなお寺を目印に数分歩き、気が付くと展示会場が連なる通りに辿りついていました。


大野・金石地区はかつて北前船の寄港地として栄えた港町で、醤油蔵や港町特有の構造を持つ町家などが点在し、歴史的な街並みが魅力の地域で、金沢に住んでいて何度か訪れたことはあるのですが、まだまだ知らないことや行ったことのない場所が多いです。


訪れたのは平日の午前中で、午後2時からオープンで見られなかった会場もありましたが、李朝白磁などを展示している宮野邸から、花のアトリエこすもすさんと甘味こしらえ・しおやさんの入る辻洋傘店と宮田明日鹿さん主催の金石手芸部の入る旧こうのを見ることができました。


花のアトリエ こすもすさんの空間は、小さな店舗の中に様々な植物が生い茂り、ジャングルのような涼しげな空間を作り出しておられました。平日でしたがこちらは来場者が多く、密になりそうでしたのであまりじっくり拝見できなかったのですが。非日常の空間を束の間楽しみました。


それから、今回旧こうので活動されているアーティスト・宮田明日鹿さんの金石手芸部へ!明るく広々とした、元は店舗だったという建物には、棚が壁一面に備え付けられており、古い手芸店や地元の方などから譲りうけた糸や毛糸、レースやビーズなど、手芸に必要なものがおおよそ利用できる状態になっていて、参加者(部員)の方が各自がおしゃべりしながら思い思いの作業を自由に行える「場」が創出されています。


古着やレースをあれだけ見たり彫ったりしているのに手芸や裁縫の技術がほぼゼロの私は、会場の雰囲気や部員さんたちの創作物を拝見だけしようと思っていたのですが、宮田さんに「やっていきませんか?」と声を掛けていただき、かぎ針編みに挑戦することに!昔、母に何度か編み物を教わったこともありますが、マフラー一本ろくろく仕上げられなかった私・・・。本来は、宮田さんご本人から教えてもらう場ではないのですが、いろいろ手ほどきをしていただいて、他の参加者の方とおしゃべりしながらかぎ針編みの目を進めていく作業は、とても心地良く楽しい時間でした。やっぱり編み物はいいですね。


 4列編んだところで時間になってしまったので、そこで終わらせて出来たのが画像のもの。どうやって編んだらこうなるのかと宮田さんもと首を傾げるほどのミラクルな曲がり具合に仕上がりました。情けなくなる下手くそ具合ですが、奇跡的にひらがなの「へ」のかたちになったので愛着も沸いてきて、現在工事中(秋ごろ引っ越し完了予定)の町家アトリエのキーホルダーにしよう(娘にとられなければ)と思っています。またかぎ針編みにチャレンジしてみようかな~。







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