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個展後の慌ただしさも落ち着き、そろそろ次の展覧会に向けて新作へと本格的に動き始めたいところ・・・そんな中、コロナ禍再来か・・?先月までの緩和ムードが一転、私の住む地域でも変異株BA・5への置き換わりが進み感染が拡大しつつあるということで、県のモニタリング指標が「ステージ2(感染拡大注意報)からステージ2(感染拡大警報)に移行」したそうです。(自治体の通達より)


ステージ2(注意報)からステージ2(警報)へ移行・・・2から2?うーん、どういうことだ。一つのステージの中に注意報と警報という2段階が設定されているのかと思い調べてみると、そういうわけでもなく、名称も緊急性の度合いもわかりにくい。とにもかくにも自治体からの通達により、保育園では園児とその家族に風邪症状(発熱、咳、のどの痛み、鼻水等)がある場合は登園自粛ということになりました。


慣らし保育をゆっくりと進めた次女の通常保育が始まり、誰もが通る道としてやはり早速風邪をひき、かかりつけの小児科では「咳の風邪(コロナ検査は不要)」との診断でした。ここ数日の間にモニタリング指標が変わったことで、風邪症状のない長女も登園自粛とになりました。咳は治るのに時間がかかるだろうから、一週間以上ずっと登園できないかもしれないと不安がよぎります。子供の体調不良は本当に良くあることですが、姉妹ダブルお休みとなるとまた話が違ってきます。通常であれば長女は登園できる健康状態。制作復帰というところに来て、ここにきてまたもやコロナ。一体、何度コロナに行く手を阻まれればよいのか。この身動きの取れなさを何度も経験して憤り、この憤りは何に由来しているのかと自問する。子供のせいではない、保育園のせいではない。そして、最初の緊急事態宣言からその後、自分は果たしてこういう状況に何か進歩できたのか、どう備えてきたのか、そもそも備えようがあるのか。


ここで一度、俯瞰的な視点でこの状況や感情を再確認してみる。私は新型コロナを風邪と同等の感染症にすべきだとは思わない(脳への長期的な悪影響など)し、医療を必要とする人に適切なサービスが届くよう医療を逼迫させないように感染予防対策をすることが大切だ。登園自粛は園が休園にならないために必要なこと。新型コロナが深刻な脅威になるような持病のある人、人生を左右するような計画が感染拡大で変更を余儀なくされた人、もっと辛い状況で苦しんでいる人がいる。子供たちがおおむね健康であることが有難い。1週間ほどで子供たちは登園でき、この時間は取り戻せるだろう・・。以前に展覧会で出会った美術館のボランティアさんからの言葉を思い出す。何より、「一番に考えられるべきは子供たちの幸福」だということ。子供や子育てが自らの行く手を阻んでいるのではないはずなのに、そのように感じてしまう自分は何なのだろうか。子どもがいる世帯だけでなく、障害や持病のある人、様々な難しさを抱える人たちが、大人たちが生きやすい社会になってほしい。大人が安心して暮らせる生きやすい社会になれば、もっとのびのびと子育てができ、子供たちも健康に育っていくと思うのです。


俯瞰的な視点を持つということは、メタ認知というのでしょうか。目まぐるしく息つく間もない子育てと仕事の両立のなかで、どうすれば自分の感情をコントロールできるか悩み、いろいろ試行錯誤してきましたが、このメタ認知といのは私には合っているようで、すごくいい。書籍などに書かれていることですが、「自分の身体から抜け出して(幽体離脱するようなイメージ)、自分自身と自分が抱いている感情を否定せず、その感情の存在を認識して見つめる」ようなイメージを持つこと。自分の中に湧いてきた感情を否定しないということが、とても助かります。否定はせず、「そういう感情を持っているんだね」と自分を見つめること。最近そうやって自分の感情をコントロールできる方法を見つけられたことが、ささやかで嬉しい収穫と言えるかもしれません。うまくいく時ばかりではありませんが!


次回の個展は金沢の彗星倶楽部さんにて。彗星倶楽部さんは私が学生時代からずっと気になっていて、憧れていた場所。彗星という名の通り、市内のあちこちを転々として様々なアートプロジェクト、展覧会、イベントを継続、企画されてきました。まさか声を掛けていただけるとは数年前には思ってもいないことでした。地方都市とアートの関わりや、近年進めている布の作品の新たな展開など、頭のなかでアイデアともいえない、アイデアの素のような事柄がふわふわと舞っています。これらをこれから時間をかけて、だんだんと確かに結び付け、それが一つの像(イメージ)となって、最終的には作品として結実していきます。


空間と出会い、あらたな作品が生まれる予感です。


次回の個展は2023年3月です。よろしくお願いいたします。






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